- 読みたい本がたくさんあるけど本代がかかりすぎる
- 本を買いすぎて部屋のスペースを圧迫している
- 近くの図書館へ行っても読みたい本が置いていない。
こんな悩みを解決する記事を書きました。
こんにちは、ぽんしばです。私は本が好きで、特にビジネス書をよく読みます。
しかし、買って読んだけど、これ買わなくても良かったなって思うことがありませんか?
どうせ買うなら、自分の求めてる知識や情報が書かれている本であったり、一生手元に置いておきたい本なのか、買う前に一度ざっくりためし読みするのも良いかと思います。
そこでおすすめしたい場所が「国立国会図書館 関西館」です。(関西在住のため)
この記事では、ベストセラーや話題の本、漫画もすべて無料で読むことができる国立国会図書館関西館についてお伝えします。
国立国会図書館 関西館とは
国立国会図書館 関西館の外観や内装
左に曲がると正面玄関に着きます。京都府南部の精華町にあります。
正面玄関を入って数メートル歩くと、地下の受付へ続く階段があります。
階段を下りた先が入退館カウンターです。
入館ゲートを通過するまで撮影OKなので、トイレへ向かう廊下をお見せします。建物は新緑に覆われていてガラス越しに緑がいっぱいです。
トイレ前から受付までの廊下ですが、天井がやばいほど高いです。廊下広すぎて、よ~いどん!ってしたくなります。
初めて利用する人は
国会図書館を初めて利用する方で、利用者カードをお持ちでない場合は、入口の階段を下りた正面に受付があるので、そちらで必要書類を提出して、利用者登録を済ませてください。
利用者登録に必要な書類などは後半で解説していますので参考にしてください。
荷物はコインロッカーへ
入口の階段を下りたら、少し左前方に透明のバッグがたくさん吊るされています。
好きなサイズの透明バッグをひとつ取ってそのまま奥のロッカーへ進みます。
閲覧室へ持ち込む荷物だけを透明バッグに移し替え、それ以外の荷物をロッカーに仕舞います。100円が必要ですが、帰りに戻ってきます。
100円をロッカーのふたの内側に投入してふたをし、鍵を回します。
- 財布
- スマホ
- 水筒
- ハンカチ
- 筆記用具
B5以上の大きさの不透明な袋物(かばん、紙袋、封筒など)は閲覧室に持ち込めないので、とにかく透明バッグに荷物を移し替えましょう。
財布や貴重品、スマホなどは備え付けのビニールバッグに入れて館内に持ち込めます。登録利用者カードも必要ですのでお忘れなく。
受付カウンターの正面に入館ゲート(駅の改札みたいなやつ)があるので、登録利用者カードをかざすと、ゲートが自動で開きます。
通路を歩いていくと正面に見えてくる広い部屋が閲覧室です。
スマホは持ち込めますが、入館ゲートを通過したら、スマホの撮影は禁止されています。
閲覧室へ入ると
たくさんの机と椅子、パソコンがありますが、閲覧室の棚に置いてある本や新聞はすべてお読み頂けます。
棚にない本は書庫に所蔵されているので、閲覧室にあるパソコンの前に座って、カードリーダーに利用者カードを置くと、国会図書館オンラインのログイン画面が表示されます。(もしくは自分のスマホで国会図書館オンラインにログインします)
私はスマホが楽なのでスマホからログインします。
本を検索して「関西館:書庫」が表示されてたら関西館の書庫にあるので、「閲覧予約」を押します。他に読みたい本がなければ「申込手続きに進む(申込カートへ)」を押します。
「申込手続に進む」を押します。
書庫から貸付カウンターに到着するまで10分ほどかかるので気長に待ちます。画面上には砂時計が表示されますが、貸付カウンターに到着すると、砂時計のマークがレ点みたいなのに変わります。
まず国立国会図書館の説明もしておきましょう。
国立国会図書館とは
国立国会図書館は日本に3つ、東京本館、関西館、国際子ども図書館があります。
国立国会図書館の蔵書数
国立国会図書館の蔵書数は、令和2年度時点で4560万9602点です。多すぎてピンとこないですよね。
書庫収蔵能力は、東京本館は約1200万冊、関西館は約1100万冊、国際子ども図書館は、105万冊となっています。
日本で出版された本すべてが保管されている
国立国会図書館には、日本で出版されたすべての本が保管されています。
これってすごくないですか?本屋さんへ行っても取り寄せしないといけない本はたくさんあります。販売されていたらまだいいのですが、もう販売されてない本もあるわけです。そんな本が国立国会図書館には置いてあるんです。
なぜ日本で出版された本すべてがそろってるのでしょう?
その理由は、出版したら国立国会図書館に納品しなければいけないという決まりがあるからです。出版する側がこの決まりを知らないなどの理由で、保管されてない本もあるそうです。
以下が国立国会図書館のサイトに記載されています。
日本国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館法に基づき、国立国会図書館への納入が義務付けられています(納本制度)。ただし、発行者が納本制度をご存じないなどの理由で、納入されていない資料もあります。今後も引き続き納本制度の周知・普及に努めます。
出典:国立国会図書館
読みたい本ならすべて読める可能性があります。
しかし、東京本館にしか置いていない場合もあるので、足を運ぶ前に国立国会図書館オンラインで本の所蔵場所を確認しておいてください。
目当ての本が東京本館にしか置いてない場合は、このあとに説明する利用者登録をすることで、取り寄せの予約もできます。
18歳以上の方なら利用できる
利用資格は18歳以上となっています。お住まいはどちらでも制限はありません。
国立国会図書館関西館で本を読むには
利用者登録が必要
国立国会図書館の利用方法は、おもに2通りあります。
- 当日だけの利用(閲覧室に置いてある本のみ閲覧できる)→当日利用カード
- 3年間利用可能(閲覧室と書庫にあるすべての本を閲覧できる)→利用者登録が必要
国立国会図書館には、日本中の本が保管されていますが、閲覧室に置いてある本は一部の本でして、私たちが読みたいような実用書や小説、漫画は、書庫に保管されています。
この書庫の本を閲覧するには、利用者登録が必要になります。利用者登録をすると有効期限は3年ですが、入館するとその日からまた自動で3年間延長されるようになっています。
今後来る予定がなく、今日軽く見学だけしたい場合は、当日利用カードを発行してもらえますが、閲覧室に置いてある本しか見れません。閲覧室に置いてある本はあまり一般向けの本が少ないように思われます。
私が過去に、初めて国立国会図書館へ行ったときは当日利用カードで館内を見て回りました。ただ、読みたい本が全くなかったので、何年も行かないままになりました。何年か経って利用者登録のことを知って利用者登録をしました。
利用者登録に必要なもの
- 必要事項を記入した利用者登録申請書(館内にありますが、ネットでもPDF利用者登録申請書 (ndl.go.jp)を印刷できます。)
- 氏名・現住所・生年月日が確認できる本人確認書類
(運転免許証や保険証、マイナンバーカードなど)
この2つを入退館カウンターに持って利用者登録をすると、15分ほどで登録利用者カードを発行してくれます。
オンラインでも登録が可能ですが、本人確認書類をアップロードして申請し、登録まで5日ほどかかるそうです。詳しくは国会図書館の新規利用者登録画面から手続きをしてください。
東京本館から関西館への取り寄せ方法
利用者登録をすると、取り寄せが可能になります。
私の場合行くのは関西館のため、まず読みたい本があると自宅のパソコンで国立国会図書館オンラインへログインし、その本の所蔵先を調べます。
東京本館にしかない場合、関西館へ取り寄せの申込ができます。来館で予約すると取り寄せまで早いですが、オンラインだと6営業日以降からの予約になります。
貸出期間を、次の来館予定日に合わせて予約しておきます。そうすれば来館の時に読みたい本が届いてるためその日に読めます。
閲覧室の中にある貸付カウンターへ行って「東京本館から取り寄せお願いしてるんですけど」と言うと、利用者カードを端末の上に置くよう言われますので利用者カードを準備しておきましょう。
利用者カードを端末の上に置くと、情報を読み取ってもらえるので、準備していただいてた本をすぐに渡してくれます。返却する時は貸付カウンターの横にある返却カウンターに返します。
先日私が取り寄せした本5冊を載せておきます。
- 1%の努力 ひろゆき著
- ぼくたちに、もうモノは必要ない。 佐々木典士 著
- 一汁一菜でよいという提案 土井善晴 著
- 勝ち続ける意志力 梅原大吾 著
- これからはじめるSEO内部対策の教科書 瀧内賢 著
ひとつ残念なのは借りて帰れないことですね。取り寄せた本は3日間は閲覧できるのですが、館内での閲覧に限られるので、そこだけが残念です。
国立国会図書館 関西館:まとめ
国立国会図書館の魅力が伝わったでしょうか?読みたい本は何でも揃うってことを伝えたかったのです。ぜひ、足を運んでいただいてお気に入りの本を見つけてください。
国立国会図書館関西館は京都府南部にあります。駐車場は下記の図の「駐車場入口」と書いているところから入ります。車で入る時、少し分かりにくいですが・・
車のナビの案内が西口へ案内することがあるみたいです。以前私も間違って西口から入った時、職員さんが慌てて出てこられました(笑)利用者は「駐車場入口」からお入りください。
出典:国立国会図書館
無料の駐車場(約200台)と駐輪場があります。
所在地 〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
電話 0774-98-1200(自動音声案内)
詳しくは、国立国会図書館関西館 交通手段・アクセスを参考にしてください。