こんにちは、ぽんしばです。
今回はつみたてNISAをクレジットカード決済に変更して積立注文が途切れてしまった失態と解決策を書いていきます。
この記事の要約
- つみたてNISAの引落しをクレジットカード決済へ変更する際、積立が途切れないようにする方法
- 積立が途切れてしまったときの対処法
ちょっと締め日とかややこしいけど、できる限り伝わるよう書いていきます。
つみたてNISAをクレジットカード決済に変更するメリット
私は2019年11月からつみたてNISAをSBI 証券で運用しています。
2021年の夏頃につみたてNISAの引落し設定を現金から三井住友カードのクレジットカード決済に変更しました。
SBI証券では2021年6月30日から、つみたてNISAや投資信託などの投信積立の引落し方法を三井住友カードでクレジットカード決済で出来るようになりました。
もともと、タカシマヤカードでは投信積立が可能だったようです。
利点は2つあります。
- クレジットカードのポイントが貯まること。(付与率1%)
- クレジット決済なので、証券口座の残高を気にしなくて良いところ。
つみたてNISAの積立てが途切れてしまった
この時クレジットカード決済に変更するタイミングを間違え積立注文が途切れてしまったのです。
積立注文が途切れてしまい、2021年7月は何も買えていなかったようです。
盆ミスです。
2021年6月分までは毎月15日に約定していました。その後にクレジットカード決済に変更しました。
その時は12月のことなど考えもせずに放置していました。
大納会も迎え、2021年度のつみたてNISAの投資額合計を見ると366,663円のままになってるではありませんか。
そうか、残りの33,333円(12月分)は1月初めの営業日に約定するのか。(いやいや)
そう思い1月4日の大発会にSBI証券のサイトを覗いてみると、2021年の投資額は366,663円のままで締め切られているようでした。
積立を途切れさせることなくクレジットカード決済へ変更するには|SBI証券
もう2022年になってるのでどうしようもないのですが、同じような失敗をする人を発生させない為に調べました。
SBI証券のサイトでこんなQ&Aを見つけました
Q:つみたてNISAでクレジットカード決済に変更したら今月は買付できませんか。
A:クレジットカード決済は毎月の積立設定締切日までに設定いただくと、翌月第一営業日に買付が行われます。つみたてNISAは、現金決済とクレジットカード決済の併用ができません。 現金⇒クレジットカード決済に変更する場合、設定日、設定タイミングによっては変更月の買付が出来ないため注意が必要です。<積立設定締切日※より、当月分の現金設定分の発注を先にしたい場合>
当月分の現金設定分が発注された後に、クレジットカード設定締め日までに設定する。
<積立設定締切日※より、当月分の現金設定分の発注を後にしたい場合>
一旦、クレジットカード設定締め日までに設定をする。
→クレジットカード設定締め日※後、一時的に現金設定に戻し、当該月のみ現金で買付 → 発注が完了したら、次月のクレジットカード設定締め日までにクレジットカード決済設定を再度行う。
なお、積立投信は設定いただいている申込日の前営業日の翌日AM0:00~2:00に発注されますので、発注日にご注意くださいますようお願いいたします。 ※積立設定締切日はタカシマヤクレジットカード・・・5日 23:55、三井住友カード クレジットカード・・・10日 23:55となります。出典:SBI証券
SBI証券で現金の積立注文が10日より前にしたい場合
ここではクレジットカード決済を三井住友カードを使用する場合を書いていきます。
(タカシマヤカードは積立設定締切日が5日なので注意してください)
当月分の現金積立分が発注された後、10日までにクレジットカード設定に変更してください。
もし毎月の現金買付を3日にしている人は、3日の現金買付が行われた後に、10日までにクレジットカード設定に変更しましょう。
SBI証券で現金の積立注文が10日より後にしたい場合
- 一旦、10日までにクレジットカード設定します。(これは来月の第一営業日にクレジットカード買付をするためです)
- 10日を過ぎたら、一時的に現金設定に戻し、当月のみ現金で買付します。
- 発注が完了したら、来月の10日までにクレジットカード決済設定を再度行う。
もし毎月の現金買付を15日にしている人は、10日までにクレジットカード設定を行い、10日を過ぎたら、一時的に現金設定に戻して、15日に現金買付を行います。
15日の現金買付が行われた後に、来月10日までにクレジットカード設定を再度行いましょう。
ここで私の事例を見てみますと、
- 三井住友カードの積立設定締切日が10日である
- 私の毎月の現金での設定日が15日だったこと
- 三井住友カードでのクレジットカード決済サービス開始が2021年6月30日から
このことを踏まえて、私のやるべき手続き方法はこうだったわけです。(今さらですが)
- まず7/10までにクレジットカード設定をする(これは8月第一営業日にクレジットカード買付をするため)
- 7/10より後に一時的に現金設定に戻し、7月分のみ現金で買付する
- 7/15の現金での買付が完了したら、8/10までにクレジットカード決済設定を再度行う
実際には、2021年8月2日にクレジット決済がされていたので、クレジットカード設定は7/10までにしていたようです。
その後に、すぐ現金設定に戻して、7月分のみ現金買付をしなければならなかったということですが、その部分ができてなかったので、途切れてしまいました。
ここで楽天証券での楽天カードクレジット決済への変更についても触れておきましょう。
積立を途切れさせることなく楽天カードクレジット決済へ変更するには|楽天証券
証券口座や、楽天銀行、もしくは他の金融機関での引落しをされてる方が楽天カードクレジット決済へ変更される場合の方法を解説します。
「つみたてNISAの口座内で、買付の注文設定をクレジット決済へ
変更する場合、申し込むタイミングによっては
積立注文が途切れる場合もあります」出典:楽天証券
楽天証券では、設定中の積立注文の日が12日までに設定してるか、それより後の日で設定してるかによって、手順が違います。
証券口座や楽天銀行で積立注文が12日より前に設定されてる場合
現在の積立注文が12日より前に設定されてる場合は下記の図のようになります。
出典:楽天証券
この場合のクレジットカード決済への変更方法として
- 現在設定中の積立注文(現金買付)が行われた後に、積立設定を解除する
- そして12日までに、新たに楽天カードクレジット決済で積立設定する。
証券口座や楽天銀行で積立注文が12日より後に設定されてる場合
出典:楽天証券
この場合のクレジットカード決済への変更方法として
- 12日までに積立注文が行われるように積立指定日を変更(現金買付の積立指定日を5日にするなど、12日よりも前に変更する)
- 変更後の積立注文が行われた後すぐに、積立設定を解除する
- そして12日までに、新たに楽天カードクレジット決済で積立設定する。
この流れになります。めっちゃ慌ただしいですね(笑)
その他金融機関から楽天カードクレジット決済へ変更する場合
出典:楽天証券
この場合のクレジットカード決済への変更方法として
- 現在設定中の積立設定締切日の後に、積立設定を解除する
- そして12日までに、新たに楽天カードクレジット決済で積立設定する。
この流れになります。
もし積立が途切れてしまった時の対処法|SBI証券
もし私のように、現金買付からクレジットカード決済へ変更して、積立が1ヶ月分途切れてしまった場合の対処方法を解説します。
NISA枠を使いきる方法は「ボーナス月設定」
SBI証券で非課税投信枠40万円をいっぱいまで使いきるには「ボーナス月設定」をします。
年の途中からつみたてNISAを始めた人は、その年の投資可能枠40万を使い切ることができないため、用意されてる機能です。
ボーナス月設定で残りの投資枠を使うには
クレジットカード決済に設定している人で、私のように積立てが1ヶ月分途切れてしまった人がつみたてNISA投資枠をすべて使いきりたい場合は、次の通りです。
ここでは分かりやすいように、あえて12月にやってしまう方法を説明します。
12月1日クレジットカードで約定したあと(現時点で投資額33,333円×11ヶ月=366,663円)
一時的に現金決済へ切り替えて、ボーナス月設定で残りの枠の金額(33,337円)で買付します。(買付日は12月以内に設定してください)
一時的に現金決済に変更する理由は、クレジットカード決済ではボーナス月設定ができないためだそうです。
ここではボーナス月設定の説明でしたが、合わせて知っておきたいのがNISA枠ぎりぎり注文です。
NISA枠ぎりぎり注文について
ボーナス月設定をした場合、年の途中でつみたてNISA投資可能枠を超過した買付が発生する場合があります。(間違えて多めの金額でボーナス月設定してしまった場合です)
もしNISA枠ぎりぎり注文を設定していない場合、投資可能枠を超過してしまうと、指定注文金額のすべてが無効になってしまいます。
でもNISA枠ぎりぎり注文を設定しておけば、投資可能枠におさまる金額に調整して注文してくれるので、超過したとしても、注文が無効になることもないですし、ちゃんと40万ぴったり使いきることができます。
ボーナス月設定と、NISA枠ぎりぎり注文についてはSBI証券のよくある質問のページで記載されている動画がめっちゃ分かりやすいです。良かったら参考にしてください。
NISA枠ぎりぎり注文の設定は次の通りです。
取引→投資信託→投信(積立買付)→(現在つみたてNISAで設定中の商品が出てくるので)右の設定をクリック→設定の変更・解除→NISA枠ぎりぎり注文。
もし積立が途切れてしまった時の対処法|楽天証券
楽天証券で積立が途切れてしまった場合は、増額設定というものがあります。
増額設定とは、つみたてNISA口座で年の途中から積立を開始した際に、投資枠(40万)を使い切るための機能です。
その年に限り、毎月もしくは毎日の積立金額を増額することができます。
来年になりと、増額設定は自動で解除されるそうです。
【注意点】
楽天キャッシュ(電子マネー)、楽天カードクレジット決済で積立を行う場合、基本金額(上限33,333円)のみカード利用となり、増額設定金額は証券口座から引落されます。
増額設定金額を楽天キャッシュ(電子マネー)、楽天カードクレジット決済で購入することはできないので注意ください。
つみたてNISAのクレジット決済への変更:まとめ
SBI証券でクレジット決済が途切れないようにする解決策は2通り
- 10日よりも前に現金買付が行われた後に、10日までにクレジットカード設定に変更する。
- 10日までにクレジットカード決済設定をして、10日より後に一時的に現金決済に戻し、
今月分だけ現金で買付して、来月の10日までにクレジットカード決済設定を再度行う
SBI証券でクレジット決済が途切れてしまった場合の最終手段はひとつ
- クレジットカード決済へ切り替えたが積立が途切れてしまった場合は、
12月最終のクレジットカード買付が済んだあと、一時的に現金決済へ切り替えて、
残りの投資枠だけボーナス買付を利用して買い付ける。
こんな感じです。
長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
みなさんはこんなミスがないように気を付けてください
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